【Python入門】Pythonリストの作成 – Python初心者勉強記003
今回から10回にかけてPythonのデータ構造であるList,Dictionary,Tuple,Setの説明を行っていきます。
これらはどうしても文法的な細かい説明が多くなってしまうので、軽く読んで第11回に飛んでしまってもかまいません。
Pythonのリストは
・数字、文字、辞書、関数などどんなオブジェクトでも格納することができる
・数字と文字のように異なるオブジェクトを格納することができる
・事前にリストの長さを指定する必要がない
と非情に柔軟です。
リストの作成
リストには様々な作成方法があります。
まずは直接作成する方法を見てみましょう。
>>> a =[3,2,4]
>>> a
[3, 2, 4]
>>> b=[1,[2,3]] #リストのなかにリストを作ることができる
>>> b
[1, [2, 3]]
>>> [1,3]*3
[1, 3, 1, 3, 1, 3] #掛け算はリピートになる
range()やlist()からもつくることができます。
>>> range(6)
[0, 1, 2, 3, 4, 5]
>>> range(2,6)
[2, 3, 4, 5]
>>> range(2,9,2)
[2, 4, 6, 8]
>>> list('abc') #シーケンス(文字列、リスト、タプル)をリストに変換
['a', 'b', 'c']
見ていただいたように、
rangeは 開始整数 <= X < 終了整数 の連番のリストを作ります。
listはシーケンス(文字列、リスト、タプル)をリストに変換します。
リストからリストを作成することもできます。
[開始インデックス:終了インデックス:ステップ]で
開始インデックス <= X < 終了インデックスのリストをつくれます。
リストのインデックス番号は0から始まることに注意しましょう。
インデックスにマイナスの値を入れることもできます、
リストの右端の値はインデックスが-1になります。
>>> a=[3,2,7,8,6,5]
>>> a[0:4]
[3, 2, 7, 8]
>>> a[0:4:2]
[3, 7]
>>> a[-4:-1]
[7, 8, 6]
>>> a[-4:-1:-1]
[]
>>> a[-1:-4:-1]
[5, 6, 8]
>>> a[2:]
[7, 8, 6, 5]
>>> a[::-1]
[5, 6, 8, 7, 2, 3] #逆順で取り出せる。
次回はリストの操作を見てみましょう。
Python入門講座の次の記事はこちら => 【Python入門】Pythonリストの操作 – Python初心者勉強記004